売上比率は1/3まで

一般で言われることだけど、売上構成で特定の取引先が1/3を超えるとマズイという話。

今までは「相手から契約切られたり、相手が倒産したら共倒れだもんね」と、受動的なリスクを回避する話として聞いてきたし、実際のところもそれで正解。

でも、最近思うのは、この1/3ってラインは、悪循環に入らないために、攻めの決断ができるラインだということに気付いた。もし仮に売り上げの半分を依存してしまうと、相手の取引条件に合わせて取引するしかなくなる。取引しないということになると、売り上げが半減してしまうからだ。売上が下がると生活が維持できないから、相手の言いなりになるしかないのだ。そうなると、貧乏暇なし状態になってしまう。悪循環から抜け出すことができずに、単価が下がったり、工数が増えても文句は言えない。その仕事をこなさないと収入がなくなるから、目の前の仕事をこなすことに全力になるけど、一向に楽にならない。そして契約を切られた瞬間に共倒れになっていく。

それがもし売り上げの1/3までだったら(もちろん全体での売り上げももあるけど)、最悪なくなっても何とかなる。だから、取引先に「NO」が言えるのだ。

こんな話をしたのはほかでもない。取引先に「NO」を伝えたからだ。今までは仕事の基準は「面白いと思った仕事」や「やりたい仕事」を請けてきた。というかこれからもそうだ。でも昨年の11月に無理をし過ぎてダウンした経験から言えることは、ゴーイングコンサーンという考え方から言えば、ダウンしすぎない程度に仕事をセーブすることも大切だということだ。

出来ないことや、無理な仕事は受けない。もちろん、「踏ん張りどころ」はあるんだけど、それを毎週やるべきじゃないという考え方だ。毎週イレギュラーなんて異常事態は作るべきじゃない。

だから、仕事を全部蹴った。いろいろ話し合ったけど、一年はこのままでも問題ないとも答えた。というか・・・一年もこのままだと、確実に別の仕事を見つけている(笑)なによりも直接取引できるお客様が増えた方が自分にとってはプラスだし。

2016年2月13日 kaneyan 未分類 No Comments

Share Your Thoughts

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください