100円のコーラを1000円で売る方法

100円のコーラを1000円で売る方法
永井 孝尚
中経出版
売り上げランキング: 267

読書の秋。と、言うことで久々に本を読む時間を取ってみました。

この本、実は最近取り組んでいるプロジェクトで、値下げをすべきかどうかの議論になったときに「値下げはしたくない」と思ったのが手に取ったきっかけ。結果的には値下げしない作戦で行く予定です。

この本を読んでいたら、母に頭を叩かれました。
「何悪企みを」と。

いやいや、そんな本じゃ有りません(と、言うか、母はそういうところに弱いので多分考えつかなかったんだけど、自分はこの本を見た時にいかに商品価値を上げるかってことだろなとは思いました)

実はこの本は、小説形式になっていて、非常に読みやすい。こういう本って、どこか小難しくて、とっつき辛い印象があります。そして、理論だけを押されても釈然としないことも。

この本の場合は、実例を通して、数字的な細かな話は抜きにして説明をしてくれる。非常に分かりやすい本でした。

この本でも、値下げに対しては否定的で、日本の企業や商社の多くは「値引きこそお客様サービス」と思っているところがある。だから、消費者の方までも「値引かれることはお客様の当然の権利」くらいに思ってる。
そうじゃ無くて、企業は「お客様の理想に近づけるように、如何に付加価値を付けるか」ということに注視しなければいけないし、消費者も「その商品を買うことで、どんな良いことが有るのか」を冷静に考えなければダメだと思う。

実はこれ、レクサスの車の売り方と似てて、レクサスは絶対に値引きしない。トヨタなら、LS級のマジェスタでも、GS級のクラウンでも、IS級のカムリでも、CT級のプリウスでも、どのクラスでも割引してくれる。
でも、レクサスは割り引かない代わりに、それ以上の顧客満足度を引き出すような戦略とか、演出を上手くしていて、例えば車両積載車で納車の時でも全部囲まれたタイプの積載車を特注して、1台だけを入れて納車する。実は、この作戦ってプレミアム感が出て顧客満足度を引き出せるんだけど、実際そんなに追加費用が必要なかったりね。だから、下手に割り引くよりも、割引相当額のサービスをした方が原価がかからない分お得だったり。

だから、何でもかんでも安くするのはどうかね?
安けりゃいいのかね?

一杯1000円のコーラが一体どこで飲めるのか。今度、このコーラを飲みに行きたいと思います。

2012年9月23日 kaneyan 読書 1 Comment

One Comment

  1. chirolnore@docomo.ne.jp

    2月 21, 2013

    1. カネヤンさん初コメントです(^-^)/
    カネヤンさん初コメントです(^-^)/チロルっていいます(○゚ε^○)カネヤンさんのブログおもしろいです(^∀^)たまにチェックしてたんだど、見てるだけなのもアレかな(笑)って思って今日はコメントしてみました(*^ー^)ノぶっちゃけなんですけど、カネヤンさんのこと気になってます…カネヤンさんが良かったらでいいんですけど、アメンバー申請していいですか?メッセージの設定してないのでメールもらえるとうれしいです(o^-^o)メール待ってますね≧(´▽`)≦
    http://ameblo.jp/tirol-menow/

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