当たり前のことだけど。
スキーのインストラクターをやっていて、色んな子供のレッスンをしていて思うのは、
子供って年齢だけでははかれない難しさがあると言う事。
それは関節の固さであったり、体力であったり、性別であったり、性格であったり。
あるいは過去の運動経験や、道具のことまで。
そんなことを全部考えながらやってて、思い出すのは、
スキーの教程にある「個人的特性の把握」と言う項目の事。
先日、妹たちの元担任で、特別支援教育をやってこられた先生とお話していた時に、
「特別支援教育って何ですかね??」と、問いかけたら返って来た答えが、
「結局のところはね、一人一人の個性を大切にしましょうってことですよ」と。
スキーの世界ではこうした特別支援教育的な発想がずっとなされていて、
最近は、1人のインストラクターで2人の生徒さんしか見ない事が多い(団体を除く)
確かに。2時間という時間で把握出来るのは3人が限界だと思います。
一応、お金を頂いている以上は、それなりの結果を残さなければいけない。
上達はもちろんの事、生徒さんの満足度も、親の満足度も上げないと……。
まあ、結局のところは「楽しんで」もらえるかどうか。
そうやって生徒さんが楽しんでくれれば、10年後また戻って来てくれる可能性がある。
自分はスキーも雪も楽しくて大好きなので、そんな仲間を増やしたいと思うしね。
非常にニッチな業界ではあると思うけど、先の特別支援教育に絡めて言うならば、
障がい専門指導員って言うジャンルが有っても良いよなぁ。
この指導員業界を細分化して行くと、資格上は
認定指導員→準指導員(今ココ)→指導員→専門指導員って言うヒエラルキーなのだけど、
この専門指導員はまだ認定されていないし、今のところレースとモーグルの指導員になるらしい。
確かにその技術の高さは要ると思いますが……幅は要りませんか??
逆に、そのマニアックなニーズと、障がい専門指導員とどちらがニーズが高いか。
そして、どちらがスキーの底辺を広げることに寄与するのか。
もっと言うなれば、自分はそのニッチなところで頑張れば、
面白いのかなと思う今日このごろ。
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