【9日目】経理の話

個人で仕事をしていると、一番のネックになるのは「経理」です。

簡単にやろうと思えば、白色申告で簡単にやることもできます。
白色申告だと、収入と支出だけでお小遣い帳感覚で簡単にできます。

でも、僕はあえて青色申告。それも複式簿記をやっています。

ちょっと簿記の勉強はしたので、そんなに苦は感じないのですが、最初は戸惑うことも多いです。

僕が青色申告を選んだのにはいくつか理由があります。

1.65万円の控除があること
これは、白色申告だとないメリットです。売掛金など入金前の売り上げにも課税されるので、私の場合この控除だけでほぼ相殺されます。(単純にこの部分だけでも、年間6万5千円以上はメリットがある人が多いと思うので、経理を外注してやる価値はあるのですが)

2.30万円未満の資産を一括経費化できる
通常10万円を超えると減価償却が必要となります。つまり、10万円もするんだから1年しか使えないってことはないよね?だったら、何年かかけて払ってね。という仕組みです。現金で支払うと、現金は一度に10万円支出しなきゃいけないのに、経費としては毎年数万円ずつしか認めれないという・・・

特にパソコンやカメラ・レンズは仕事をする上で絶対に必要です。数年で新しい機種が出ますし、故障したり寿命が来たり買い替えも必要です。でも、30万円超える機種(Canon EOS-1DXとか、白いデカいレンズとか)は仕事の上で必要ありませんし、パソコンにしても、30万円超える機種は稀です。

なので、こちらのメリットが一番大きかったりします。

よく、赤字の繰り越しや家族への給与支払いなどもメリットとして上がりますが、そもそも赤字だとご飯食べられないのと、家族に給与を払う必要もないのでこれは考えてません。

僕はクラウド会計を使っています。入力も楽ですし、なによりもどの端末からできるのも魅力です。銀行口座とも連携するし。

僕はここの会計を利用してます → https://biz.moneyforward.com/
年間1万円以下で利用できますし、操作もわかりやすい。

よく分からないから経理をお任せする人も少なくありません。それも良いと思います。
でも、年間で数万円の支出になりますし、それ以上に毎日(毎週)記帳すれば対して大変な作業でもありません。
なによりも今月の売り上げや経費や資金繰りがわかるので、それなりのメリットもあります。

【8日目】田舎に暮らす

生まれも育ちも北陸・富山。

富山って「どこそこ?」「金沢の近く」などなど・・・とにかく印象の薄いところ。
今年は北陸新幹線が開通した影響で多少知名度は上がりましたが、それでも結構な田舎だったりします。
(バスが1時間に1本しか走ってなかったりね・・・)

私の住んでいるところは、そこまで田舎じゃなかったりします(緑は多いけど)
これ自身が田舎の人の考え方かも知れませんが、車があれば普通に生活できます。
生活するにはちょうどいいところに住んでいるといえるかもしれません。
何よりもスキー場まで30分。趣味にたっぷり時間が使えるのがいいところです

さて、一昔前までは田舎と都会ではかなりの格差を感じました。

一つは収入の格差。これは今でもあります。
でも、使うお金も少ないんです・・・。

必要最低限で暮らそうと思えば、アパートもありますし、中古住宅なんて1000万円で土地と建物が取得できます(それも結構広い)
リフォームにお金をかけても、新築するよりは全然安く収まります。
車など田舎特有の出費もあります。

でも、収入が少ない事よりも、支出が少ない事のほうが長期的に見れば楽だったりもします。
収入が多くなれば、東京でも富山でも同じように税金が引かれます。だけど、支出は確実に少ないのです。

二つ目は情報の格差。
アニメ番組がリアルタイムで見られないので、そこはちょっと不便を感じてましたが、今ではオンデマンド配信もあるので、
そこまで不便じゃありません。
ネット環境だっていまや田舎でも光は当たり前(事業者は少ないけど)
むしろ、モバイル通信環境が悪いところも多いので、Wi-Fiの普及率も高いと思います。

また、買い物の面でもいまやネット通販を使えば翌日に届く時代です。これもそんなに不便を感じな要因の一つかも知れません。

田舎は時間をたっぷり使える傾向があると思います。
基本労働時間も短かったりしますし、都会のように始発で出社して、終電で帰るなんてハードな働き方はなかったりします。

自分も2年間、東京で学生をしていました。確かに東京は刺激的でした。
でも、田舎の生活も楽で面白いんです。
今でも年に数回は出張で東京に行きますし、そのくらいで十分。

疲れたら田舎に帰ろう。もうすぐお盆ですね。

【7日目】趣味を仕事にする Part.2

前回はお金の面から趣味を仕事にするメリットについて書いてみました。

「趣味だけで食ってく自身がない」って思う人が大半です。今日はその事について考えてみたいと思います。

結論から言えば、「起業=食ってく」ことではないんです。
もう少しレベルを落として「起業=人生を豊かにすること」と考えてみるとハードルが下がります。

ここでもまだ、???な人は多いと思います。

つまり、月の所得のすべてを起業に依存する必要は無いという事です。
もっとわかりやすく言えば、サラリーマンやりながら、趣味を仕事にしましょう。という事です。

別にその形がボランティアでも構わないと思いますし、NPO法人でも何でも良いと思います。
月の所得のほんの一部だけを自分で稼いでみる。これも立派な起業です。

会社によっては副業規定もあると思うのですが、誤魔化す方法は山ほどあります(ググってね)

また、趣味のレベルじゃプロには勝てないって思う人もいると思います。
確かに一理あります。僕も一応「プロ」と呼ばれる仕事で食べてるので、それなりに結果出さないとヤバイので。

でも、仕事は基本「模倣」だと思います。僕だってそうです。
オリジナリティのある写真が撮れなくて悩んでいた時期もあります。

一応僕にも仕事を教えてくれた師匠とも言うべき人がいます。師弟関係というよりも、対等なビジネスパートナーとしての関係のほうが強いのですが、その方から言われた印象的な一言があります。

カメラマンにも感覚派と頭脳派がある。と。

師匠は頭脳派、僕も頭脳派です。なので、構図やライティングや露出は全部計算でやってます。
一方、直感で撮影しているタイプの人もいます。
写真の世界では男っぽい、女っぽいって言う言い方をするらしいのですが、僕は男っぽい写真しか撮れないのです。
トレンドは後者です。

師匠も同じでした。でも、引き出しも多ければ、経験も多いので、一回見た写真はパーフェクトに真似するんです。
それはアシスタントとして近くで見ていたときにわかりました。

だから、僕も徹底的に真似をします。良いと思った写真、動き、やり方。
模倣しまくってやることにしました。

だから、プロに勝てる・勝てないで正面から勝負したら終わるので、真似しまくって。オリジナリティは無用です。

もう一つ起業に大切なポイントもわかりました。
それは、自分の強みを生かすことです。
他者から自分がどう見えているかをメタ認知と言いますが、正直、人にもよりますが、メタ認知と他者からの評価は必ずしも一致しません。
プラス思考というか、メンタルの強い人たちは、この乖離がたとえ悪い方向でも全く気にしません。

逆に、僕みたいなマイナス思考の人間は、ホントにこの乖離が怖くて、一致させたいのですが、実際下方修正しすぎている事にも気づきました。

また、自分の強みは相対的な部分もあるので、自分では認知できないものも数多くあります。
だから、初対面の人、仲のいい人など、いろいろな人に自分の強みや良いところを聞く。これも手です。

仕事の中では、この強みをフルパワーで生かさないと損です。というか、強みは掛け算です。
趣味に強みをかけると個性が際立つ、そういう風に思っています。

だから自分の強みを見つけること。その強みを組み合わせていくこと。
たったそれだけでいいんです。