【6日目】趣味を仕事にする Part.1

昨日の続き。今日は「支出」の話です。

復習ですが、

利益=収入ー支出

収入=単価×件数

ここが大切になります。
一般に、個人事業主の場合、利益をいかに減らすかと言うことに頭を使います。
サラリーマンがこれを聞くと、きっと「収入」を減らすのか?と勘違いする人も多いと思います。

経費を増やすと言う感覚がないからです。(一般に支出は増やしたくないですよね。収入も減らしたくないけど)

では、なぜ利益を減らすのか。それは「税金」を払いたくないからです。いわゆる「節税」です。
(脱税はNGですが、税金を払いたいと言う人もいないと思うので・・・)

経費(支出)を増やせば、その分利益は減ります。
利益(所得)が減れば、税金も少なくなります。

サラリーマンの場合、残念なことに経費は「給与所得控除」と言う形でしか認められていません。
仕事で使うスーツも、通勤に使う車も(仕事にも使ってたらもっと残念)、時計や名刺入れボールペン、会社関係の飲み会の費用、社員旅行の旅費、会社の慶弔に支払うお金これらを全部合わせても「給与所得」でがっつり引かれます。それ以上かかっていようがいまいが一律です。

しかし、個人事業主の場合、経費を計上できるのです。
私は色々な事業をやっています。
例えばパソコンのサポートの仕事では、当然パソコンが必要です。スマホやタブレットも自己研鑽のために必要ですし、車も必要です(ガソリン代や車両費用は もちろん、メンテ代、損害保険料も全額経費になります)携帯電話も必要です。お客様宅に私服ではいけないので、わざわざスーツを買っています。靴もそうで す。

ちなみに・・・減価償却があるので一概に良いか悪いかは言えませんが、仕事用の車両はどんなに高級な車でも経費になります。例えば、仕事に移動するのに小さい車が便利なら、「コペン」とかね(ガチで考えてる)

ま た、カメラマンとしての仕事では、高価なカメラはもちろん、レンズやストロボ、三脚、バッテリーなどの消耗品も含めて多くの機材が必要となります。メンテ も必要ですし、よりいい写真を撮るにはカメラの買い替えやメンテナンスも必要です。時には綺麗な景色を見たり、芸術鑑賞をして感性を磨く研修旅行も必要で す。
また、雪上の作品を作るためには、雪上を移動するためのツールや雪上で命を守るツールも必要ですよね?

仮に交際している女 性や妻がいたとして、仕事に理解があってダブルワークで手伝ってくれるとするなら、給与も払わなければいけないですし、時には悩みの相談でご飯も食べに行 かなければいけないと思いますし、二人で研修旅行に行って仕事のクォリティを上げることも必要です。(従業員を雇っても一緒です。配偶者や彼女だからと 言って特別に認められる経費もありませんが、特別に認められない経費もありません)

(※上記は一例なので、正確なところは専門家へご相談を。また、実際には行っていない方法もあります。だけど、税務署には経費として説明の出来ない経費は一切計上していません。仕事にプラスになると適切に説明ができるものだけを経費にしています)

このように、サラリーマンから見れば「公私混同」に思えるような内容でも経費になり得ます。
趣味を仕事にしているから成せる技です。

 

実際僕も写真が好きで、カメラマンになりました。
趣味とはいえ、お金はかかります。たとえばカメラが趣味なら、カメラやレンズなどの機材をアップグレードさせようと思うとお金が必要ですし、スキーにして も板やブーツは消耗品です。でも、雪景色の綺麗さや、スキー場の魅力を伝えるためには移動のツールが必要なので、これも有りです。

サラリー マンならこれら趣味の費用は一円も経費として認められません。趣味はあくまでも嗜好品。なくても生きていけるでしょ?って感覚です。また、趣味の程度は人 によって異なります。5万円のカメラでも30万円のカメラでもカメラはカメラです。どの程度お金をかけるかは人によって異なるところ(ほんとに”趣味”)
でも、仕事で使うならプロとして恥ずかしくない機材を持たないといけないと思うので、ある程度お金をかけても、経費になるので結果的に税金も減りますし。

これが、好きなことでお金を稼ぐ醍醐味の一つだと思っています。
趣味に本気でお金をかける事が出来るのが、趣味で起業するメリットです。

2015年8月3日 kaneyan 未分類 No Comments

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