道元「禅」の言葉
昨年、永平寺に写真を撮りに出かけたのがきっかけで、「禅」に興味を持ちました。
永平寺の写真→http://ameblo.jp/kaneyan-kigyo/entry-11087190579.html
三笠書房
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ここのところのニュースでは、宗教の危うさについても報道されていますが、自分も宗教とは一定の距離を置いてきました。個人の信条の自由は認め合い、尊重し合うべき権利だと思うし、無宗教と言うことも、同様に尊重さえる権利だと思いました。
さて、この本、仏教ってどんなに難しいことかと思っていたら、とてもシンプルな理論であることが分かりました。
「即心是仏」
修行や、鍛錬を通して得られる「悟り」
それは、高僧のみが至る境地ではなくて、一人一人の心の中にこそ、仏様の心があると言うことです。
暮らしの中の、本当に些細なことが大切で、真理に満ちている
例えば、綺麗な音が聞こえること、綺麗な景色が見えること、食べ物を食べて「美味しい」と思うこと、好きな香りでリラックス出来ること、それ自体が、人類が長い歴史の中で会得して来た、真理であって、それ自体が大切なことなのだと。
自分も「どうして?」と疑問を持ったことは解決したい性格です
この本では「考えないこと」も同時に説いています
ここで言う「考えない」とは、疑問を持たないことでは無くて、「あるがままを受け入れること」、ここに尽きると思います。
無宗教で有るが故の強みがあると思います。
宗教は、ある真理を求めて修行をすることがあります。
この本の中でも、何人もの高僧が修行の末に悟りの境地に至りました。
でも、それは、他人から教えてもらって会得出来るものではなくて、自分と向き合い、自分に気付き、自分の心との対話の中でしか得られないものかなと思いました。
自分は、まだまだこの境地には至って居ません。
自分の心は、自分にも読めないし、雑念は死ぬほど沢山あります(笑)
でも、不思議と今まで色んな人に支えられて来たお陰か、
死に対する恐怖感は無いし、本の中で「あ、そんな簡単なことだったの?」と思ったポイントは沢山あります。
大切なことに一歩近づいたと思いました。
永平寺では1泊2日で体験修行が出来るそうです。
行ってみたいですね。
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