「きょうだいへ」 障がいの正しい理解と、障がい者の「きょうだいへ」贈るイベント

今、こんなイベントを企画しています。

映画「ちづる」の上映と、その監督赤崎監督をお招きしてのトークショーです。

私にも知的発達障がいをもった妹が2人(双子)います。
そんなつながりでこの映画に興味を持ちました。

監督の「障がい者を差別する言動が許せなかった。でも何も出来なかった」という言葉や、
「妹の事をどう説明していいか分からなかった」

という言葉に強く胸を打たれたからです。

もう、この映画を富山でやるしかないと思いました。
そして、とうとう実現にこぎ着けました。

映画の宣伝は上記のHPを見てください。

私がこの映画で面白いなと思ったのは、一見荒削りで雑な映像の中に、家族の良さ、登場人物それぞれの成長が描かれていた点でした。
兄である監督自身の成長、千鶴ちゃんの成長、そして、母の成長。

家庭の中で殺人が簡単に起きてしまう社会で、本当に家族ってなんだろうと考えさせられました。

そして、同時に「きょうだい」達に向けて、今監督と同じような悩みを抱えている人たちが集まれる場が欲しいなとも思いました
私も私でやはり「きょうだい」としての悩みを、今も持っています。

例えば、両親が死んだ後、彼女たちの後見人は自分です。
彼女たちの権利を代行することとなります。
現行法は結構極端で、公民権が停止されます。
彼女たちの生活もそうです。

そして、妹が病気になった時に、生殺与奪と言ったら極端ですが、緩和ケアをするのか、最後まで治療を諦めないのか。
こんな事を決めなければいけない時が来るかもしれません。
先に死んでも、自分の将来の妻や子供にお願いしなければいけないかもしれません。

これはまだまだ先の、極端な例なのですが、普通の家族ではあり得ない、普通のきょうだいではあり得ない判断をしなければいけないのです。

こうした悩みや過去の経験を昇華して、どうすれば障がい(私は最近「多様性」と言う言葉が適当だと思う)を正しく理解してもらうのか、その為の活動に繋げて行きたいと思います。

お忙しい中だと思いますが、ご来場お待ちいたしております。

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