【11日目】パラダイムシフト
僕はブライダルのカメラマンの仕事もやってます。
カメラが好きなんで、有りだとは思うんですが、だからと言って、七五三とか子供写真とかはあまりやりたくない。
(成人式はやってもいい。女の子がかわいいからw)
だから、他のカメラマンと違ってて、僕はブライダル全般をやりたいと思ってます。
狙いはプロデュース。ここが最終目標の一つだったりします。
そのブライダルの世界でも映像の世界でも、絶えず技術革新があり、パラダイムシフトが起こっています。
小さな変化は日常茶飯事に起こってます。
これから10年、ブライダル市場は確実に縮小します。中途半端なゲストハウスは多分なくなっていきます。
富山県内でも多分半分くらいになるんではないかと。またホテル系でも今力を入れている数社以外はなくなると思います。
それくらいに危機感を持ってるんです。
理由は簡単です。若い世代のキャッシュフローがなくなるから。
親世代にも金がなく、子世代にも金がない。
都会では車離れが起きていますが、理由の一つは間違いなく「金」です。それと同じ現象がブライダルでも起こってますし、田舎にもその波は来てます。
富山のブライダルは都会のブライダルに比べて5年は遅れていると思います。
(ドレスの流行だったり、演出の流行だったり、スタイルだったり)
だから、10年後にはもっと小規模なブライダルが当たり前になってると思うんです。
その中でどう食ってくか。切実な問題です。
その中でいかにパラダイムシフトをしていくか、がテーマになってます。
たとえば、記録ビデオをHD(ハイビジョン)から4Kとか8Kにしていく。
これは技術の進歩ではあるんですが、決してパラダイムシフトではない。
(むしろ一眼ムービーとか、全部撮らないムービーの方がそれに近かったりします)
新しい演出を入れるのも良いんですが、決定的な変化ではないですしね。
今でも入籍する人のうち挙式を上げる人は半分にも足りません。(再婚とかもあるし)
それほど、潜在市場はデカいのです。
僕はこの「潜在市場」を「需要」に変えることが必要だと思ってます。
だから、今は「写真」というツールで需要を喚起しようとしています。
「写真」だけでも残す。小規模だけど食事会をする。
こんなシンプルでお金のかからない結婚式でも良いと思うんです(自分もそうしたいし)
そんな結婚式がプロデュースできればいいなと思って、日々仕事してます。
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