妹のこと

久々の更新です。
我ながら抜けすぎです。反省。

さて、自分史上公式に発表するのは初めての内容。
私の妹のことです。

2歳下、双子です。

「知的発達障がい」があります。

妹が生まれてからずっと、そうだったので、自分の人生の中ではずっと妹は妹だったので、
気にはしてませんでしたが、小学校で養護学級に入ったあたりから、違うんだなってずっと感じていました。
でも、特別言うほどのことでもないので言ってませんでした。

考え始めたきっかけは、今年の2月。
ニュージーランドで、大切な親戚が亡くなったことがきっかけでした。
家こそ遠かったものの、母親の実家の近所だったので、妹がよく遊んでもらいました。
歳の差こそはあったものの、一緒にゲームしたり、テレビみたり、絵を描いたりしてたみたいです。
その彼女が亡くなってから、まずは彼女のために精一杯送りたいと思った。

そして、妹たちのことを考えはじめました。
これからどうやって生きるのか、兄としてどうすれば良いのか。
例えば妹たちが病気になった時のこと、自分が病気になった時のこと。
妹たちには妹たちの人生を送ってほしいと思っているのは事実です。

そんなご縁があって、スペシャルオリンピックスと言う活動にも参加しています。
その活動の中で「障がい」について学んだことがあります。
「障がい」とはなんでしょうか?

おそらく、多くの人が「出来ないこと」と答えるのではないでしょうか?
知的発達障がい=知的発達が出来ないこと
四肢障害=四肢が動かないこと
視覚障害=目が見えないこと
聴覚障害=耳が聞こえないこと

この定義はちょっと古くて、障がい者が社会に参加出来ない理由が、「本人」にあるのです。

今のWHOの定義では、環境にこそ「障がい」の原因があると言う見方をしています。
スロープを作れば、車いすでの活動範囲はずっと広がります。
点字と点字ブロックがあれば、視覚障害者はもっと自由に動けます。
知的発達障がい者を積極的に雇用している企業があります。
この会社では、マニュアルを変えたことで知的発達障がい者が普通に働いています。

自分が会社を創って実現したい夢の一つに、知的発達障がい者の自立支援があります。
自立とはなんでしょうか??

私なりの答えとしては、「社会の中で、社会との関係を理解して生きていくこと」と考えています。
つまり、「一人でやっていくこと」ではなく「社会の中で生きていくこと」が自立だと思います。
障がい者は雇用面でも平等とは言えません。
障がい者の雇用義務があっても守っていない企業が山ほどあります。

じゃあ、お金をいっぱい稼いで、いっぱい寄付をしましょう。

もっと簡単で良いんじゃないでしょうか?
稼ぐ必要なんてありません。
正当な値段で仕事を出せば良いのです。
単純作業でも構いません。
フェアトレードってのがちょっと前にはやりましたけど、
例えばDMの発送でも、チラシの折り込み作業でも良いんです。
「正当な」価格で仕事を出せば良いんです。

障がい者の方も、自分たちと同じで、仕事をして、褒められたり、相手に喜んでもらったらうれしいはずです。
社会とのつながりを感じることで、自立に繋がると思います。

自分の妹も今、作業所で働いています。

でも、夢を言えば、作業所は無くなれば良いと思います。
作業所があることで、ある種の「囲い」「線引き」があるのも事実です。

ただし、これだけじゃ自分っぽくない。
もっと色んな展開を考えてます。

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