【1日目】復活

2012年9月以来ブログを更新していませんでした。
心機一転、始めてみようと思います。

ブログのタイトルも変えました。
2015年4月になんだかんだ仕事を辞め、無事?自営業を始めるに至りました。
(詳細は後日)

ブログを再開しようと思った動機は極めて単純です。
アウトプットを作るため。

情報は流体です。
常に新しい情報が流れてくるので、その情報をいかにキャッチするかが大切だと思うのですが、正直、今までアウトプットがなかったので、自分の中で情報が腐っていました。
だから、新しい情報も入らないし、どんな情報もつまらなく感じてします。

アウトプットするということは、単にその情報を通過させるということではありません。
単純にシェアをすることではなく、自分の気づきや考えとして発信することです。

その工程ができていなかったので、いい機会だと思って改めてブログを書いてみることにします。

そして、周囲でもやってる人がいる100日連続にもチャレンジしてみます。
基本的には目標を立てて、逆算して物事をやるタイプではありません。コツコツやるタイプでも絶対ありません。そして、根拠(というか意味)のない目標も立てません(売り上げをいくらまで伸ばしたいとか)

でも、目標があることで、取り組みやすくもなりますし、この100日にも意味があります。
100日=約3か月間あれば、習慣になります。別にブログを書くことを習慣にするつもりはありません。前述のとおり、アウトプットの質を高めることが目的です。

とりあえずは、10日間ぐらいは書きたいネタがあります。
毎日書くことが大切だと思うので、お付き合いください。

 

100円のコーラを1000円で売る方法

100円のコーラを1000円で売る方法
永井 孝尚
中経出版
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読書の秋。と、言うことで久々に本を読む時間を取ってみました。

この本、実は最近取り組んでいるプロジェクトで、値下げをすべきかどうかの議論になったときに「値下げはしたくない」と思ったのが手に取ったきっかけ。結果的には値下げしない作戦で行く予定です。

この本を読んでいたら、母に頭を叩かれました。
「何悪企みを」と。

いやいや、そんな本じゃ有りません(と、言うか、母はそういうところに弱いので多分考えつかなかったんだけど、自分はこの本を見た時にいかに商品価値を上げるかってことだろなとは思いました)

実はこの本は、小説形式になっていて、非常に読みやすい。こういう本って、どこか小難しくて、とっつき辛い印象があります。そして、理論だけを押されても釈然としないことも。

この本の場合は、実例を通して、数字的な細かな話は抜きにして説明をしてくれる。非常に分かりやすい本でした。

この本でも、値下げに対しては否定的で、日本の企業や商社の多くは「値引きこそお客様サービス」と思っているところがある。だから、消費者の方までも「値引かれることはお客様の当然の権利」くらいに思ってる。
そうじゃ無くて、企業は「お客様の理想に近づけるように、如何に付加価値を付けるか」ということに注視しなければいけないし、消費者も「その商品を買うことで、どんな良いことが有るのか」を冷静に考えなければダメだと思う。

実はこれ、レクサスの車の売り方と似てて、レクサスは絶対に値引きしない。トヨタなら、LS級のマジェスタでも、GS級のクラウンでも、IS級のカムリでも、CT級のプリウスでも、どのクラスでも割引してくれる。
でも、レクサスは割り引かない代わりに、それ以上の顧客満足度を引き出すような戦略とか、演出を上手くしていて、例えば車両積載車で納車の時でも全部囲まれたタイプの積載車を特注して、1台だけを入れて納車する。実は、この作戦ってプレミアム感が出て顧客満足度を引き出せるんだけど、実際そんなに追加費用が必要なかったりね。だから、下手に割り引くよりも、割引相当額のサービスをした方が原価がかからない分お得だったり。

だから、何でもかんでも安くするのはどうかね?
安けりゃいいのかね?

一杯1000円のコーラが一体どこで飲めるのか。今度、このコーラを飲みに行きたいと思います。

道元「禅」の言葉

昨年、永平寺に写真を撮りに出かけたのがきっかけで、「禅」に興味を持ちました。

永平寺の写真→http://ameblo.jp/kaneyan-kigyo/entry-11087190579.html

境野 勝悟
三笠書房
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ここのところのニュースでは、宗教の危うさについても報道されていますが、自分も宗教とは一定の距離を置いてきました。個人の信条の自由は認め合い、尊重し合うべき権利だと思うし、無宗教と言うことも、同様に尊重さえる権利だと思いました。

さて、この本、仏教ってどんなに難しいことかと思っていたら、とてもシンプルな理論であることが分かりました。

「即心是仏」

修行や、鍛錬を通して得られる「悟り」
それは、高僧のみが至る境地ではなくて、一人一人の心の中にこそ、仏様の心があると言うことです。

暮らしの中の、本当に些細なことが大切で、真理に満ちている

例えば、綺麗な音が聞こえること、綺麗な景色が見えること、食べ物を食べて「美味しい」と思うこと、好きな香りでリラックス出来ること、それ自体が、人類が長い歴史の中で会得して来た、真理であって、それ自体が大切なことなのだと。

自分も「どうして?」と疑問を持ったことは解決したい性格です

この本では「考えないこと」も同時に説いています
ここで言う「考えない」とは、疑問を持たないことでは無くて、「あるがままを受け入れること」、ここに尽きると思います。

無宗教で有るが故の強みがあると思います。
宗教は、ある真理を求めて修行をすることがあります。
この本の中でも、何人もの高僧が修行の末に悟りの境地に至りました。
でも、それは、他人から教えてもらって会得出来るものではなくて、自分と向き合い、自分に気付き、自分の心との対話の中でしか得られないものかなと思いました。

自分は、まだまだこの境地には至って居ません。
自分の心は、自分にも読めないし、雑念は死ぬほど沢山あります(笑)

でも、不思議と今まで色んな人に支えられて来たお陰か、
死に対する恐怖感は無いし、本の中で「あ、そんな簡単なことだったの?」と思ったポイントは沢山あります。

大切なことに一歩近づいたと思いました。

永平寺では1泊2日で体験修行が出来るそうです。
行ってみたいですね。