【30日目】逃げ場

今、ちょっと話題になっているこのツイート

めちゃロックだと思った。

Facebookでも書いたけど、ホントにその通りだと。

 

むしろ、図書館に毎日行けば、小学校とか中学校どころか高校の卒業資格まで認めてあげても良いくらい。

最初の一週間くらいはもしかしたら、ダラダラ過ごせるかも知れないけど、意外と人間ってダラダラ過ごせるには限界がある。家にいれば話は別かも知れないけど、外だと緊張感もあるから、そこまでは出来ないし。

だから、きっと本を手に取り始めると思う。僕自身紙媒体の本にこだわりがあるわけじゃない。紙だろうが電子媒体だろうが、情報は情報だ。だけど、図書館というところには膨大な情報がある。毎日毎日、この情報を取り入れ続けたらどうなるか?中学や高校をまともに卒業するよりも、知識の量は増えるだろうし、むしろそういう奴がいたら面白いと思う。そこらへんの大学の先生よりも、知識だけはすごい事になるんじゃないか??

むしろ図書館に行く奴は健全そのものだ。だから、こういう逃げ場をいくつも用意しなきゃいけないし、周りの大人も学校に行くだけが正解で無いと気づかなければいけないと思う。逃げ場は一つじゃない。親戚の家でも、畑でも、どこでもいい。バイクに乗って走り回ってる奴らだって、それが逃げ場なんだから。家にも居場所が無くて、学校にも居場所が無い。だったら、好きなところで時間をすごせば良い。それがなんとなく、冷房が効いててトイレもあって暇もつぶせる図書館ならパーフェクトだ。

 

僕は、経歴にも書いている通り、高校を中退・転入してる。中学校でも不登校気味から保健室登校ならぬ会議室登校をしていた。当時はいろんな人に迷惑をかけたと思うし、自分も大変だった。

でも、今となると、この経験は貴重で非常に有益なものであったと断言できるところまできた。

それは、メンターとしての役割に気づいたからだ。だけど、僕はあくまでも助言者だ。結論は一人ひとり違うし、試行錯誤も要る。僕に合わない子もいると思う。学業の事だけじゃない。仕事でもそうだ。こんなまともなレールを歩いてきた人間から見れば、クズみたいな人間だから出来ることもある。

 

実際、世の中を見渡せば、学業を中退して成功している奴は五万といる。

マーク・ザッカーバーグも、ビル・ゲイツも、スティーブ・ジョブスも、ホリエモンも、孫正義も(高校だけど)

共通するのは、突き抜けたこと。自分の興味や主義を突き詰める。たったそれだけで良い。友達なんて出来なくてもいい。今の表面上の友達よりも、突き詰めていく過程で出会う人たちのほうが、何倍も面白いし、時間を共有している価値があることに気づくからだ。

 

学校で学ぶことのうち、どれだけが社会に出てから役に立つのか?そう考えると、小中高大学の16年間を無駄に過ごす必要はない。時間は有限だ。だから、やりたい事が見つかったらやれば良いし、やりたい事が見つからないことを嘆く必要も無い。やりたい事が見つからないのは、まだそのやりたいことに出会っていない・気づいていないからだ。思考を止めて、インプットを無くしてしまっては、そのやりたい事に出会う事すら出来ない。

そのやりたい事に出会うための方法の一つは情報を入れること。媒体は何でも良い。新聞やテレビなどの質の低いオールドメディアでも良いし、ネットでも、本でもいい。何なら漫画でも良い。

 

焦る必要はないし、やりたい事に気づいたなら、遅すぎることは無い。やれば良い。うまくいかなくても良い。失敗も経験だし、失敗から学ぶ事が出来ればそれで良い。たくさんの人に迷惑をかけてみれば良い。

結局、そんな積み重ねでしか、突き抜けることは出来ないから。

 

死んでしまったら面白い事も何もない。だったら徹底的に逃げまくれば良い。「逃げちゃダメだ」なんてことは無い。死ぬのは明日できるから、今日は逃げる。それで良い。

【29日目】お金はナマ物

昨日は社長さんばかりの飲み会。

友達と飲んでいるよりも、経営者の人たちと飲んでいる時間の方が、最近では楽しいとも思えるようになった。それは単純に、仕事の話やお金の話ができないから。

サラリーマンだと仕事とプライベートがきっちり別なことが多いから、仕事の話を飲み会の時にしにくいし、こちらからも聞きにくい。聞いても出てくる答えの質が低いと、面白くない。仕事は哲学だと思うし、その人の個性を決定づけるものだと思うのに、その個人と切り離している時点で残念にもなる。

 

昨日のその飲み会で出た話。「稼ぐときは稼ぐ、休む時は休む」「お金は使わんと回らん」

確かにそうかもしれません。今日・明日は実は稼ぐ日。だから明後日はしっかりとお休みすることにしました。

 

そして、お金はしっかりと、稼いだなりに使わないとダメだとも思った。お付き合いにしてもそうだし、プライベートにしてもそうだし、設備投資にしてもそうだし。すべては仕事の質を上げるために必要なことだし、貯めるだけなら自営業の面白みがない。

 

だから、お金もしっかり(無駄なことには使わないけど)送り出して、また戻ってきてもらおうと思う。

気持ちよく送り出さないと、手元に貯めるだけになってしまうし、お金はナマ物。貯めたお金を使うタイミングを逃すと腐る。腐ったお金では結果も出ないでしょ?

 

先輩経営者から学ぶ。これが友達の飲み会にはない面白さ。

【28日目】経営に一番大切なものとは?

昨日の続き。今日は資産の話。

 

僕はとある保険屋さんにこの質問を投げたことがある。だけど、残念ながらこの質問に答えられなくて、退席させたことがある。

「社員は宝」「お客様は神様」という言葉もあるけど、全て嘘。社員を捨てても、お客様を捨てても、一番大切なのは「お金」だ。お金があるから社員を雇える。お金があるから、商売が出来る。この順番を間違える人とは仕事をしたくないし、なによりもこの質問の答えがわかっている保険屋さんは無理な保険を勧めてこない。(誤解が無いように言えば、社員を雇うために金策を考え、お客様からお金を頂いてサービスを提供する。間違っても社員を要らないと思う事もないし、お客様をぞんざいに扱うわけでもない。でも、考え方の順番が違うのだ)

 

小学校では、「お小遣い帳」は教えてくれるけど、バランスシートの事は教えてくれない。学校の算数で例題にするなら、現金主義で損益計算をするのがベストだからだ。だけど、バランスシートは損益計算ではない。資産について明確化する材料に過ぎない。だから非常に都合が悪いし、バランスシートについてうまく説明する材料がないのだ(ある種方程式はこれに近いものだと思うし、理科でもこれに近い感覚=質量とエネルギーの関係だったりを扱ってはいるのだが・・・)

 

手元に100万円の現金があっても、100万円分の土地があっても、100万円分の「金塊」があっても、どれもバランスシート上では、資産なのだ。資産はそれぞれ、変換も出来る。現金を土地や金に買えることも、その逆も、金を土地に買えることも出来る。

だけど、経営ではその意味が異なってくる。一番強いのは現金、次に金、次に土地だ。どれだけ流動性があるかを考えないと、必要なときに必要な資金を得る事が出来ない。金はレートの影響を受けるし、土地は相場の変動を受ける。現金でもドルなどは金に近い。国内の商売だけを考えるなら、「円」が最強なのだ。

だから、経営にもっとも必要なのは「お金」だ。それは家計でも一緒。だからこそ、今手元の現金を減らして、保険に入れる事は後で解約を考えなければいけなくなるし、保険としては最悪なのだ。

 

先の車や土地も一緒。資産にはなるんだけど、リセールバリューや実際の価値を考えると決して得な選択とはいえないし、資産の目減りが激しいのだ。その目減り分は、モロに現金になる。目減り分が少なければ、その分の現金は遊ばせる事が出来るし、もし、目減りが激しければ、プレミアに途方も無い金額を使った事になる。何にお金を使うかはそれぞれだ。だからプレミアにお金を使う事を否定するわけではない。

 

だけど、実態を把握せずにお金を使うのと、納得してプレミアにお金を使うのとでは意味が違う。実態を把握せずに使った金は無駄金だし、後者は有益な交遊費だ。

 

もししつこい保険屋さんや金融関係者がいたら、上の質問をしてみると良い。ホントに自分のことを考えてくれている人なら「お金」と答えてくれるから。