【30日目】逃げ場
今、ちょっと話題になっているこのツイート
もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。マンガもライトノベルもあるよ。一日いても誰も何も言わないよ。9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。
— 鎌倉市図書館 (@kamakura_tosyok) August 26, 2015
めちゃロックだと思った。
Facebookでも書いたけど、ホントにその通りだと。
むしろ、図書館に毎日行けば、小学校とか中学校どころか高校の卒業資格まで認めてあげても良いくらい。
最初の一週間くらいはもしかしたら、ダラダラ過ごせるかも知れないけど、意外と人間ってダラダラ過ごせるには限界がある。家にいれば話は別かも知れないけど、外だと緊張感もあるから、そこまでは出来ないし。
だから、きっと本を手に取り始めると思う。僕自身紙媒体の本にこだわりがあるわけじゃない。紙だろうが電子媒体だろうが、情報は情報だ。だけど、図書館というところには膨大な情報がある。毎日毎日、この情報を取り入れ続けたらどうなるか?中学や高校をまともに卒業するよりも、知識の量は増えるだろうし、むしろそういう奴がいたら面白いと思う。そこらへんの大学の先生よりも、知識だけはすごい事になるんじゃないか??
むしろ図書館に行く奴は健全そのものだ。だから、こういう逃げ場をいくつも用意しなきゃいけないし、周りの大人も学校に行くだけが正解で無いと気づかなければいけないと思う。逃げ場は一つじゃない。親戚の家でも、畑でも、どこでもいい。バイクに乗って走り回ってる奴らだって、それが逃げ場なんだから。家にも居場所が無くて、学校にも居場所が無い。だったら、好きなところで時間をすごせば良い。それがなんとなく、冷房が効いててトイレもあって暇もつぶせる図書館ならパーフェクトだ。
僕は、経歴にも書いている通り、高校を中退・転入してる。中学校でも不登校気味から保健室登校ならぬ会議室登校をしていた。当時はいろんな人に迷惑をかけたと思うし、自分も大変だった。
でも、今となると、この経験は貴重で非常に有益なものであったと断言できるところまできた。
それは、メンターとしての役割に気づいたからだ。だけど、僕はあくまでも助言者だ。結論は一人ひとり違うし、試行錯誤も要る。僕に合わない子もいると思う。学業の事だけじゃない。仕事でもそうだ。こんなまともなレールを歩いてきた人間から見れば、クズみたいな人間だから出来ることもある。
実際、世の中を見渡せば、学業を中退して成功している奴は五万といる。
マーク・ザッカーバーグも、ビル・ゲイツも、スティーブ・ジョブスも、ホリエモンも、孫正義も(高校だけど)
共通するのは、突き抜けたこと。自分の興味や主義を突き詰める。たったそれだけで良い。友達なんて出来なくてもいい。今の表面上の友達よりも、突き詰めていく過程で出会う人たちのほうが、何倍も面白いし、時間を共有している価値があることに気づくからだ。
学校で学ぶことのうち、どれだけが社会に出てから役に立つのか?そう考えると、小中高大学の16年間を無駄に過ごす必要はない。時間は有限だ。だから、やりたい事が見つかったらやれば良いし、やりたい事が見つからないことを嘆く必要も無い。やりたい事が見つからないのは、まだそのやりたいことに出会っていない・気づいていないからだ。思考を止めて、インプットを無くしてしまっては、そのやりたい事に出会う事すら出来ない。
そのやりたい事に出会うための方法の一つは情報を入れること。媒体は何でも良い。新聞やテレビなどの質の低いオールドメディアでも良いし、ネットでも、本でもいい。何なら漫画でも良い。
焦る必要はないし、やりたい事に気づいたなら、遅すぎることは無い。やれば良い。うまくいかなくても良い。失敗も経験だし、失敗から学ぶ事が出来ればそれで良い。たくさんの人に迷惑をかけてみれば良い。
結局、そんな積み重ねでしか、突き抜けることは出来ないから。
死んでしまったら面白い事も何もない。だったら徹底的に逃げまくれば良い。「逃げちゃダメだ」なんてことは無い。死ぬのは明日できるから、今日は逃げる。それで良い。