「確からしい」取り締まり

先日の続き。

いろいろお巡りさんたちに質問をしていて、取り締まりって何なの??って。

ちなみに、回答者は所轄署の交通課の課長様など。お忙しい中丁寧にご説明いただきありがとうございます。後日菓子折りを送付させていただきます。

確からしい精度

機械で測る以上、誤差やノイズの影響を受けるのは必至。

装置そのものの誤差

装置そのものの点検はしているとのことだが、実際に車両を走らせて確認しているわけではないとのこと。装置の信頼性については「メーカーが確かだと言っているので」との回答。どうも、確からしい精度で取り締まりをしているらしい。複数回測定するとか、複数の機器で測定するとか、そういう方法は取れんものだろうか?カミオカンデの光電子増倍管が1個じゃない理由ってこのあたりにあると思うんですけど・・・。

外来ノイズ

素人がちょっと考えただけでも、レーダー式の取り締まりに使用するXバンド(10.525GHz)は移動体検知のセンサーに利用されているので、近隣に同様の機器があれば影響を受けるし(実際にジャミングする装置も売られてる)、5.2GHz/5.3GHz帯(無線LAN)から見ればちょうど整数倍の周波数となるので、その高調波の影響を受ける可能性もある。電波暗室での測定じゃないんだから、スペアナのログでも取って、測定時に動作に支障をきたすような外来ノイズは認められないと、すべきでないか?

理論上は

さらにドップラー効果を利用している以上、理論上、空間が伸び縮みすると影響を受けるのではないか?確認しようと思えば、どこか静止個所(相対速度がゼロの地点)に向けて、検証用の電波を発信して、対象物とレーダーとの間の空間が伸び縮みしないログが必要ではないか?

正規分布に従うならば

正規分布に従えば、誤差がゼロなんてありえない。仮に誤差100km/hであっても、生じる可能性は低いがゼロじゃない。低いがゼロじゃないけど、罰するって、推定無罪じゃないぢゃん!!

確からしい取り締まり

と、素人がちょっと考えただけでも、杜撰。この内容じゃST●P細胞と変わらんレベルじゃなかろうか?

現状はそんな適当な測定方法で、警察が一方的に測定したデータだけを突き付けられる。そのデータが自分の車両である証拠が一切ないのだ。前に通過した車両をとり逃してしまって、八つ当たり的に次の車を止めて言い張っただけかもしれないし。それを否定できるデータが全くないのだ。

普通に考えれば改ざん不可の年月日と時間、そして速度が記録された映像くらい撮っておかないと。改ざんできるメタデータじゃなくて、改ざん困難な映像内にオーバーラップさせてね。今時ドラレコだって・・・時間と速度くらいオーバーラップして記録してますぜ。

確からしい効果

なぜ取締を実施しているのか?」⇒「事故防止のため」

「取締件数と事故件数との間に相関があるというデータは?」⇒「非公開」

非公開!!!

そうです。一般市民には公開できないようですが、取締には確からしい効果があるようです。

アディーレさんへ

過払い金、交通事故示談金、未払い残業代の次はこれですぜ。

取り締まりは何ら確実性がない、現場の警察官の主観によるもので、記録も一切残らない(強制的に押印させられる書類を除く)

アディーレさんは徴収された反則金全額を、クライアントは違反歴の抹消くらいでもWin-Winになるでしょう。プラス自動車保険の値上がり分とか、精神的苦痛に対する慰謝料とかも含めて請求して、その分は折半くらいで。

なんせ・・・薄利なんですけど、めっちゃ多売。

良いビジネスになると思うんですが。

 

 

2018年5月25日 kaneyan 未分類 No Comments

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