発達障害児・者の適応的な社会生活にむけて

本日、富山大学に行ってきました。
最近、大学に行く事が多いです。
勉強になります。
イベントの正式なタイトルは、

障害とその代償性潜在能力の生命融合科学研究
発達障害児・者の適応的な社会生活に向けて
-自己選択・自己決定を大切にした生涯発達とその支援-
と、言うイベントでした。
上から、分かりやすく日本語に翻訳すると。
障害がある方は、失った機能を補うように他の分野の能力が発達しますよ。
(例えば、視覚障害者の方のエコーロケーションであったり、自閉症の方の特異な能力であったり)
発達障がい(ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)、ASD(アスペルガー症候群)、自閉症(スペクトラム)など)がある方が、社会生活において、自分で選択・決定して、生きて行くためには何ができるでしょう?
というシンポジウムです。
今度映画の上映でお世話になる、水内研究室というところが主催されました。
内容は非常に面白く、アスペルガー症候群の当事者の方のお話や、富山における発達障がい者支援の現状、
アメリカにおけるGT(Gifted and Talented=同年齢に比べて、知的、創造、芸術、リーダーシップ、特殊なアカデミックにおいて、高い遂行能力があること)や2E(Twice Exceptional=才能に加えて発達障害を併せ持つ人々)のこと、
など、非常に参考になりました。
大切だと思ったのは、
発達障がいを持った人が、自分の障害と向き合い、出来る能力は楽しみながら伸ばして、出来ない能力は本人の選択・気付きで本人の努力と、周りの適切な支援を行って行くこと。
そして、社会一般においては、障害=出来ないことではなく、障害=個性ととらえてほしいと思いました。
今回は、妹の知的発達障がいとは違います。
一般に、IQ70以下の子供を知的発達障がいと言うことで、特別支援学校での特別支援教育を、IQ70以上の子供には、一般学級での特別支援教育を行っています。
ところが、IQ130以上の子供にも、こうした発達障害を持った人がいるのです。
それが先ほどの2Eと言う分類で、自分は今までにADHD注意欠陥多動性障害やアスペルガー、自閉症スペクトラムという診断はされた事が有りませんが、おそらく2Eに該当します(2Eの特徴に多く該当する。成績はともかく優等生タイプじゃない。)
IQ130以上って数字は、色んなデーターがありますが、5%以上、1クラスに2~3人はいると考えても良いでしょう。その全員が2Eと言うわけじゃありませんが……。
とある人曰く、富山・富山中部・高岡(いわゆる御三家)の理数科(偏差値70オーバー。自分が「入学した」ところでもある)の生徒の3割は発達障害らしいです。
確かにそうかも(笑)
と、考えると、発達障がいって特別な事じゃないんです。
個人的には、こういった発達障害の診断を受けるべきかどうかを悩んでいます。
と、言うのも自分の問題点には悩みつつも、あまり気にしていないからです。
それよりもやりたい事が沢山。
でも、資格マニアなので、肩書きがもう1つ付くくらいの気持ちで受診しても良いのかなとは思ってます。
でもね、障がい者だからって、今日の講師がそうであるように、そうした発達障がいであったり、知的発達障がいであったりの支援が出来ないわけじゃないんです。
寧ろ、自分には新たにクリエイティブな分野で、そうした「得意で特異な能力」を育成するお手伝いが出来るのかなと思ってます。(自分の周りの方を巻き込む、リーダーシップや、エネルギッシュな行動もGTの特徴らしい)

確かに、中学・高校・専門学校・社会人と、適応力は皆無だなぁと悩み続けたんですけどね。ちょっと、自分が何者であるか分かった気がします

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