【20日目】法人成りすること

僕らくらいの規模の個人事業主だと、はっきり言うと法人成りするメリットは年間数万円~数十万円程度の税金が浮くメリットしかなかったりする。むしろ経理の手間が増えたり(特に白色の人は)、設立にお金がかかったり、(まずありえないが)赤字でも法人税を払わなければいけなかったりと、メリットよりもデメリットの方が多くて、個人の方が楽ということも多い。

 

今日、話をしていた思ったのは、「法人成りはメリット・デメリットで考えてはいけない」ということ。

極端な話、僕の仕事はエンドユーザーと直接仕事をしているわけではない。間に何社か入っているのだが、僕の直前に入っている(請求書を発行している)会社は、個人事業だったりそれに近い株式会社だったりする。もし、その取引先の代表に何かあったときに、自分の仕事が確保できるかが重要なポイント。

そんな時に株式なら名目上も契約上も、何も問題なく事業を継続できるけど、もし個人だと、口座が凍結されてて事業に必要な資金を動かせなかったり、契約書上個人との契約だから仕事が一時ストップしたりするリスクが高い。

 

だからこそ、自分の代で終わってもいいと思う仕事なら個人事業にすべきだし、そうでなければ(下に従業員や取引先があれば)メリットは少なくとも法人成りすべきだと思う。僕個人はきちんと法人成りしたうえで事業を行って行きたいと思うんだけど、それと同時に今の取引先のうち、株式会社の方は僕が無報酬の取締役になって最悪に備えるべきだと思うし、現在個人事業の取引先にも法人成りを促して(というかこの事業継続の話をしたらメリット以上に検討する価値があると言ってたし)、こちらにも取締役として参画しようと思う。

 

実際に法人成りすると、会社の財布と個人の財布を切り離せるからお金の流れもわかりやすいし、総勘定元帳とかバランスシート(貸借対照表)を追えば大体の仕事の流れはわかるしね。

2015年8月17日 kaneyan 未分類 No Comments

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